プライオリティ・パス
プライオリティ・パスで世界中の空港ラウンジが利用できるので、
クレジットカードの付帯特典として人気のあるサービスになります。
空港ラウンジへのアクセスは、通常、ビジネス クラスおよびファースト クラスの旅行者、
またはマイレージ プログラムのステータス保持者に予約されています。
しかし、代替手段もあります。おそらく最もよく知られているのは、
世界中の 1,500 以上のラウンジを利用できるプライオリティ パスです。
ステータスのない頻繁に飛行機を利用する人にとって、
これは貴重なクレジットカード特典となる可能性があります。
この記事では、プライオリティ パス プログラムの仕組みと近頃の改悪を含めた
内容を記載していきます。
プライオリティ・パスの特典
プライオリティ パスは購入する事も可能ですが、クレジットカードの特典としても
すべての旅行者が空港のマイレージ ラウンジの特典を体験できます。
ラウンジのネットワークは長年にわたり継続的に拡大されており、
会員は現在世界中の 1,500 以上のラウンジにアクセスできます。
ご利用の航空会社や旅行クラスに関係なく、プライオリティ パスを使用すると、
フライト前にラウンジを利用し飲食したり、Wi-Fi を使用したりできます。
会議室やシャワーを備えたラウンジもあります。
プライオリティ パス ラウンジは世界中のさまざまなラウンジから構成されているため、
ラウンジの品質やパフォーマンスには一般に大きな違いがあります。
プライオリティ・パスの利用には当日の航空券の提示が必要です。
航空会社のステータス保持者とは対照的に、
プライオリティ パスは予約した航空会社や旅行クラスは関係ありません。
プライオリティ パスは通常、同伴ゲストに有料でのラウンジ利用を許可しています。
例外として、一部のクレジット カードで受け取ったプライオリティ パスは、
同伴者 1 名を無料で利用できるものもあります。
プライオリティ パスに価値があるかどうかは、利用者自身の旅行に大きく依存するため、
一概に言うのは困難です。
しかし、日本国内でも利用できるラウンジやレストランがあるので、
クレジットカードの付帯特典なら保有するメリットは多いにあります。
プライオリティ・パスのメンバーシップと費用の概要
プライオリティ パスには、スタンダード、スタンダード プラス、プレステージの
3 種類のメンバーシップがあり、
こちらのプライオリティ パス Web サイトで確認できます。
3 つの場合すべて、年会費を支払います。
- スタンダート: US＄99/年 – 各訪問 US＄35 – 無料訪問は含まれません
- スタンダード プラス: US＄329/年 – 10 回の無料利用が含まれます –
追加の訪問ごとに US＄35 - プレステージ: US＄469/年 – 無制限の無料訪問
スタンダードメンバーシップの場合、ラウンジ利用ごとに US＄35の費用がかかります。
スタンダード プラス メンバーシップには、 10 回の無料利用が含まれます。
追加の訪問にはすべて US＄35の費用がかかります。
追加料金なしでラウンジを無制限に利用できるのは、
プライオリティ パス プレステージだけです。
プライオリティ・パス・スタンダード
標準メンバーシップの場合は年間 US＄99を支払い、
その後は 1 回の訪問につきUS＄35の費用ででプライオリティ パス ネットワークの
ラウンジにアクセスできます。
追加料金 US＄35でゲストを同伴できます。
つまり、このパスではラウンジを無料で利用できないことになります。
たとえば、1 年以内にパスを 5 回使用した場合、
合計 US＄274 (US＄99 + 5 x US＄35) を支払うことになり、
1 回の訪問あたり平均 US＄55となります。
このパスのバリエーションに興味がある人はおそらくほとんどいません。
この価格で、パスなしでアクセスできる独立したラウンジを見つけるか、
レストランで時間を過ごすことができます。
プライオリティ・パス・スタンダード・プラス
年間約 5 ～ 15 回の訪問の場合は、通常年会費US＄329の
スタンダードプラスが最も安価な会員になります。
日本のクレジットカードのなかでプライオリティ・パスを提供している中には
回数に違いがありますが、このスタンダートプラスに準拠しているものがあります。
例えば3回無料や5回無料といった内容になります。
年会費が1万円程度のクレジットカード特典に多いタイプです。
スタンダートプラスには 10 回の無料ラウンジ利用が含まれており、
年会費 US＄329のため、平均料金は US＄33です。
追加の訪問ごとに、スタンダード パスと同様に US＄35の料金がかかります。
ここでも、 US＄35で他のゲストを連れて行くことができます。
プライオリティ・パス・プレステージ
プレステージ パスの場合のみ、すべてのラウンジへのアクセスが実際に無料になります。
ただし、459 ユーロの年会費も支払います。
計算してみると、年間 16 回のラウンジ利用を前提に 3 つの会員の中で、
プレステージ パスが最も安価であることがわかります。
ラウンジの利用料金は平均 US＄30です。その後訪問するたびに、
平均価格は下がり続けます。利用するゲストもここで US＄35を支払います。
日本で発行されているプラチナカードなどに付帯している
プライオリティ・パスはこのタイプになります。
こちらには空港で対象のレストランを利用できる得点も含まれていますが
日本で発行されたいるクレジットカード特典では、レストランを
利用する事は出来ません。
対象ラウンジがありますか?
世界中の 1,500 以上のラウンジがプライオリティ・パスで利用できる対象になります。
ほぼすべての大陸がカバーされています。
オーストラリアだけでも状況は少し悪いようです。
すべてのプライオリティ パス ラウンジとレストランの概要は、プライオリティパス Web サイトでご覧いただけます。
- 北米とカナダ: 150 以上のラウンジ
- ヨーロッパ: 370 以上のラウンジ
- アジア太平洋地域: 440 以上のラウンジ
- ラテンアメリカ: 150 以上のラウンジ
- アフリカ: 90 以上のラウンジ
- 中東: 70 以上のラウンジ
対応しているレストランはどこですか?
比較的知られていないのは、パス所有者は、
いわゆるレストラン特典の恩恵も受けられるという事実です。
これらは、従来のラウンジ利用に追加されたものです。
カード所有者は、プライオリティ パスを介してラウンジにアクセスする代わりに、
世界中の空港にある厳選されたレストラン、バー、カフェを訪れ、
そこで消費クレジットを受け取ることができます。
参加レストランはプライオリティ・パスアプリから検索できます。
Amex クレジット カード所有者向けの重要な注意事項:
2019 年 8 月以降、American Express Platinum または
American Express Business Platinum クレジット カード経由でパスを受け取った
プライオリティ パス所有者は、プライオリティ パス レストランでの
割引を受けられなくなりました。
今年にあってからもニコスやその他のクレジットカードがレストラン利用を廃止しています。
まとめ
プライオリティ・パスに価値があるかどうかを判断できるのは利用内容によります。
ただし、明らかなことが 1 つあります。
プライオリティ パス Web サイト経由でのプライオリティ パスの購入は、
すべての人にとって意味があるわけではありません。
多くのクレジット カードを使用すると、パスをより安く、または完全に無料で入手できます。
それほど利用する事がないのであれば楽天プレミアムカードを利用することが
最も安価になります。
反対に頻繁に旅行や出張をされる方であれば高価になりますが、
おそらく最も簡単で最良の選択肢は、
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを利用することです。
これは、実質2枚のプレステージ・パスを提供するだけでなく、
頻繁に利用する旅行者や頻繁に旅行する人に好印象を与える他の多くの特典も提供します。
いずれにせよ、パスを購入する前に、代替手段を確認する価値があります…
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